知られざる研究者の生態



第139回(更新日:2015年11月27日)

モチベーション

マトンです。某企業で研究職に就いています。

マトンの務める会社では、研究職の社員を対象としたセルフ・コーチングなる研修が用意されています。その研修は外部のコンサル企業が提供するもので、研究所内の色々なグループからランダム(?)に社員が10名ほどずつ召集され、丸一日どっかの会議室に缶詰状態となります。

で、今回はマトンにその研修に参加せよとの命令が下りました。ですが、セフル・コーチング研修と言われても、正直何を学ぶのかわかりませんでした。なので、既にこの研修を受けていた同期で同じグループのB君に内容を聞いてみました。

マトン『今度、セルフ・コーチングの研修に行くんだけど、どんなことやるの?』

B君『マトン君にもあの研修が回ってきたんだ。あの研修は社員のモチベーションをあげるのが目的なんだって。』

マトン『モチベーション?』

B君『うん。なんかね、入社してからの会社での出来事を参加者同士でお互いに話し合って、どんな出来事でモチベーションが上がったか、どんな出来事でモチベーションが下がったかを共有するんだ。』

マトン『え、そんなことするの?』

B君『うん。そういう話し合いを通じて、どうすれば今後のモチベーション低下を避けられるか、モチベーションを高く維持したまま仕事に集中できるか、とかを考える場にしたいんだって。』

マトン『そうなんだ。モチベーション上がった?』

B君『全然。というか、その研修中に僕らのグループの内情を正直に伝えたら他の参加者はドン引きだったよ。そんなグループにいたらモチベーションはあげられないよね、ってみんなに同情されちゃったよ。』

・・・その研修に行って僕のモチベーションは上がるんだろうか?

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