研究こぼれ話



2015年5月27日更新

結婚ってデメリット?! by 理系のハハ

家族の話を書いてみる。

家族は夫、長男、二男と男所帯だ。

長男は中学校1年生。鉄道と戦隊モノが好き。

二男は小学校5年生。工作とやはり戦隊モノとゲームが好き。

あと夫。会社員。会社自体は地図屋。
 入社当初は技術職だった・・・がこちらもなぜか本当にわからないのだが、
 現在は地図とは全く関係ない事務職に配属されている。

夫とあたしは誕生日が半年強離れていて、夫の方が一学年上である。
 実は夫も修士修了だ。一応工学系。
 出会ったのが夫がM1で、あたしが院試を合格し、学部卒業を待つばかりといった頃。
 しかも全く別の学校で、相当遠い学校に在籍していた。
 間にあたしの友達夫婦がいて、縁あって出会って、おつきあいが始まった。
 最初は遠距離だったのだけど、夫の就職が決まり、遠距離ではなくなった。

あたしがM2となって、先行きを考えていたときは
 夫はもう社会人となっていた。

普通に就職もしたいなぁとシューカツをしていた。
 ・・・がせっかく遠距離でなくなった夫のことがひっかかった。
 ここからまた遠くなるのも・・・と思えばそれはどうか。

大学に残ることも視野には入っていた・・・が諸事情で
 当時在籍していた研究室では無理があった。
 別の学校、研究室という手もあるわけだけど、
 あたしの研究テーマの関係でこちらは難航。どうしたらいいのかわからなくなった。

そんな矢先に「結婚」の話が出た。
「就職が修士終了時に決まらなくても良い。
 何か見つかればそこでやり始めても良い。」と。
 考えてみたら、もう十分大人で、しかも相手は働いていて会社員。

そもそも・・・結婚てデメリットか?と思った。
 お互い精神が安定したということを考えたら、これ以上のメリットはない。
 一緒に生活すると考えたら、やっていけそうな気がする。
 出産、育児のタイミングを見計らっていたらいつまでも出来ない気がし、
 いずれ家族が出来ると考えれば、先延ばしにする理由もない。
 医学が進歩していて、何歳でも妊娠は出来る。
 だけれども育てる体力を考えたら、何歳でもというわけではないと
 すでに先に子どもを育てていた友にそういわれた。
 家族はデメリットではない。またデメリットにしたくない。
 夫と結婚してからできることをやってもいいんじゃないのか?

当時やっていたバイト先のおばちゃんにこういわれた。
「少しでも迷いと不安があるのならそれはやめておけ。
 根拠がないけれど、迷いも不安もないのなら大丈夫だ」

迷いも不安もない。断る理由はない。タイミングはもう来た。
 なので受けることにした。

親に話したら、びっくりはされた。だけれども
「反対する理由はない。学校卒業したら結婚するといいよ」と言われた。
「え?!」とはびっくりしながらも夫の両親は賛成してくれた。

一番意外だったのは、夫が会社の上司に結婚が決まったことを報告すると
「大丈夫か(汗)」と言われたこと。
 入社1年たつかたたないかで決めていて、
 しかも相手は学校卒業して無職ではあるわけで(大汗)

ただし、結婚の条件として「修士は修了すること」とは言われた。
 これはけじめだと。なので、猛烈に実験をして、修士論文を仕上げた。
 修了式には夫も来てくれた。ある意味二倍嬉しかった。
 本当に修士論文はきつく、修了もあぶなかったから。

その年の11月に結婚式を挙げた。

結婚は終わりじゃない。全ての始まりだ。

引用元:理系コミュニティ理系+

 ■著者名:ばーちー
  (農学部4年、修士2年を修了後、縁あって就職せず結婚。
   専攻は食品工学。 子どもは男二人。男所帯の紅一点。
   好きなことは粘土で食品模型を作ること。(ミニチュア含む)、書店の徘徊。)

  ■ページタイトル:コラム:理系のハハ003/結婚ってデメリット?!
  ■サイト名:りけぷら
  ■引用ページの最終更新日:2014.09.01
  ■ページURL:http://www.rikei-plus.com/post/?p=3075
  ■引用した日付:2015.05.27

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