知られざる研究者の生態
Tweet第18回(更新日:2011年7月15日)
読み解くべき暗号
マトンが所属する部署には複数の研究チームがあり、マトンの直属の上司であるチームリーダーAさん以外にも何人かのチームリーダーがいます。本日の話題は、そのうちの一人であるチームリーダーNさんについてです。
チームリーダーNさんは、常にポジティブな思考を示す方で、幾多の失敗にもめげない元気なおじさんです。裏表のない素晴らしい人柄で、論理的な思考さえ見につけてくれれば、とてもいい研究者になれるとの評判です。
さて、そんなチームリーダーNさんのところに、マトンと同じ研究チームに所属するEさんが培養細胞のストックをもらいに行きました。
Eさん『○○細胞を分けていただきたいのですが。』
チームリーダーNさん『はいはい、これですね。これからも必要になったらいつでもどうぞ。』
Eさん『どうもありがとうございます。』
チームリーダーNさん『あ、そうだ、細胞を取り出したときはこの共用の記録ノートに記入してください。まあ、ほとんど私しか使っていないので、私専用の記録ノートみたいになっているんですけどね(笑)。』
Eさん『えっ・・・。(書いてある字が読めない・・・)』
チームリーダーNさん『記録する点は××と△△などです。他の人も使うことがあるので、なるべく丁寧に記入してくださいね。(文字らしきものを描きながら)』
Eさん『は、はい・・・。(やっぱり読めない・・・)』
・・・ノートには流暢な筆記体で象形文字(?)が書かれていました。