知られざる研究者の生態



第59回(更新日:2012年10月16日)

柔軟な思考

マトンです。山中教授のノーベル賞受賞で盛り上がっていたiPS細胞の研究に水をさすような出来事が起きてしまいました。マスコミがあれだけ騒いでいるので、社内でも当然このニュースが話題になっています。

以下、例によって同じグループ(チームリーダーはAさん)にいるB君とEさんと雑談をしていたときの様子です。

マトン『iPS細胞で嘘を言った森口って人がすごいテレビで取り上げられているね。』

Eさん『読売新聞とかがオバカなだけなのに、自業自得とはいえ、森口さんって人叩かれまくっていて少しかわいそう』

B君『確かに。あんなの記者がちょっと調べればすぐにわかることなのにね。そういえば、Aさんも取り上げた新聞記者の目は腐ってるって怒ってたね。』

マトン『何かすごい興奮してたよね。森口って人のこともあんなのは研究者じゃない、日本の恥だ、みたいに言ってたし』

Eさん『え、そうなの?先週は森口さんのことベタ褒めだったよ。やはりアメリカに渡って頑張っている人はすごい、とかアメリカは柔軟な対応を出来るから強い、とか。』

マトン『ホント?』

Eさん『うん。それに暫定承認というようなことが出来ない日本の役人や病院はダメだ、みたいに先週は憤ってたよ』


・・・社内でも風見鶏だから当然だね(B君談)

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