知られざる研究者の生態



第79回(更新日:2013年6月27日)

マネージメント能力

マトンです。職業は研究者です(一応)。日本のどこかの会社の、時折殺伐とした雰囲気を漂わせる研究チームで楽しく実験をしています。

以下はある日のこと、マトンの所属する研究チームの中堅社員であるKさんが、チームリーダーAさんとマンツーマンでのディスカッションをして実験室(Aさんはいない)に戻ってきたときの様子です。登場するB君とEさんもマトンと同じ研究チームに所属しています。

B君『お帰りなさいKさん、怖い顔してますね。やっぱりAさんが意味不明なことを言ったんですか』

Kさん『まあ、いつものことだよ。あの人とは話す度に分かり合えないなって気持ちが強くなるね』

B君『サルか何かだと思えばいいんじゃないですか』

Eさん『それはサルに失礼だよ、B君。で、何があったんですか?』

Kさん『この研究チームがやってる複数のプロジェクトのマネージメントをもっときちんと管理してほしいって伝えたんだよ』

マトン『そしたら何て返ってきたんですか?』

Kさん『“俺はマイクロマネージメントはしない、一つ一つの実験は各メンバーが考えることだ!”みたいに偉そうに言ってきたんだよね』

B君『“しない”じゃなくて“出来ない”ですよね』

Eさん『しかもマクロなマネージメントも出来ないよね』

・・・この日のEさんはいつにも増して毒々しかったです。

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