知られざる研究者の生態



第97回(更新日:2014年3月14日)

踏んだり蹴ったり

マトンです。どこかの会社でひっそりと暮らしています。

世の中がまだSTAP細胞で良い意味で盛り上がっていたころ、後輩のG君が小保方博士の『STAP細胞は体細胞をオレンジジュースぐらいの酸性の液につけるだけで出来る』というセリフを聞いて、じゃあオレンジジュースを飲めば体の中の細胞が若返ったりするかもしれないですね、と言って休憩時間のときにはオレンジジュースをしょっちゅう飲んでいました。

以下は、オレンジジュースではなくコーラを飲んでいるG君を見かけたときの様子です。(その場には同じグループのEさんもいました)

マトン『あれ、オレンジジュースはやめたの?』

G君『えぇ、最近のニュースを見てると・・・。それに良く考えてみたら、オレンジジュース飲んでも細胞は若返りませんよね』

Eさん『え、もしかしてSTAP細胞を作るときのpHとオレンジジュースのpHが同じだと思ってるの?』

G君『え、違うんですか?』

Eさん『STAP細胞のプロトコルはpH5.7だけど、オレンジジュースのpHって確か4くらいだったと思うよ。前に酸性雨のことをニュースで見たときに聞いた情報だから間違ってるかもしれないけど』

G君『ホントですか??ちょっと調べてみます(携帯をいじる)。・・・ホントでした』

Eさん『あ、それとね、オレンジジュースは糖分が多いからたくさん飲むと糖尿病になるよ』

G君『え・・・』

・・・STAP細胞そのものの存在がウソだったということがないといいですね

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