博士女子のための就職活動Tips



第15回(更新日:2012年11月5日)

英語力について

「第1回:はじめに」から読む

最近では、大きい会社ほど社員の英語力の重要性を強く感じているようです。そのためか、自然と求職者に求める英語力のレベルも高くなっています。博士女子が就職活動する場合、英語関係のペーパーテストなども含めると、英語力について全く聞かれないことはほとんどないように思います。

しかし、就職活動をする博士女子の場合、就職試験における英語に関しては、あらかじめ準備をしておけばそれほど心配しなくてもいいと私は思います。博士課程にいると、どうしても英語論文をたくさん読まなければいけないので、英語を読むということにはそれほどアレルギーを感じなくなっているはずです。また、英語のペーパーテストは、大学入試の英語試験よりも易しいため、就職活動を始める前に一冊英語の参考書みたいなものを終えておけば大丈夫です。

TOEICに関してですが、最近ではTOIECの点数で足切りをする会社も出てきているようです。しかし、世間一般でよく言われているように、TOEICは英語が喋れるかどうかよりもTOIECという英語のテストになれているかどうかで点数が決まります。そのため、こちらもTOEICの対策本を1~2冊勉強しておけば、足切りラインを超えることはそんなに難しくはありません。

面接のときに英語で受け答えをさせるということは、国内の企業でしたらそれほど多くはないと思います。念のため、自分の研究内容と会社に入ったあとの目標、それと志望動機を英語で言えるように紙に書いて何回か練習しておけば問題ないと思います。ここら辺の情報(面接で英語について聞かれるかどうかなど)は、その会社に入社した先輩・知り合い・ネットでの体験談などをもとに、対策をすると良いでしょう。

*本連載は、2008年と2009年に都内で配布された「理系女子のための就職活動応援パンフレット」の一部を改変・加筆したものです。

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