博士女子のための就職活動Tips



第21回(最終回)(更新日:2013年7月22日)

あとがき

「第1回:はじめに」から読む

今回が本連載の最終回となります。「博士女子のための就職活動Tips」の連載記事を読んでくださった皆様、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

私は2007年の3月に博士号を取得し、その年の4月から某製薬企業で働きはじめました。思えば、当時はまだ女性で博士課程に進む人の数は多くなく、しかも博士課程を終えた後に一般企業に就職する人は私の周りには本当に数えるほどしかいませんでした。

そんな中、大した準備も出来ないまま就職活動の時期が始まってしまい、色々と苦労したことが多かったです。でも、自分が出来ることを全力で頑張り、たくさんの失敗をしたものの、最終的には自分の希望する会社から内定を頂くことが出来ました。

就職活動の期間は、自分にとって色々と勉強になりました。そのため、記録を取るという意味で自分の経験をブログに書いたのですが、予想以上に反響が大きく、某就職サポート団体が発行するパンフレットに自分のブログ内容を掲載していただくことになりました。

今回の連載は、そのパンフレットを見たBioMedサーカス.comの編集部の方に声をかけて頂いたのがキッカケで実現したものです。

当時と今ではインターネットの状況など、就職活動の方法など色々と変わっています。ただ、就職活動に関して本当に大事なことは、今も昔もそれほど変わっていないのではないかなと思い、出来る限り当時の私が思っていたこと(試みたこと)を、そのままの形で本連載に使わせていただきました。

私は今の会社に入社してから7年目に入り、新人社員から中堅社員へとなりました。ですが、就職活動で自分なりに考えて行動をし、失敗を乗り越えながらも希望の会社から内定を頂けたというのは、今も自分の中で大きな自信となっています。

就職活動というのは、ある意味で運(巡り合わせ)の面もあり、どんなに頑張って最高のパフォーマンスを面接等で示したとしても内定へと繋がらないことはあります。ですが、そんな時でも腐らずに、自分が正しいと思うことを精一杯頑張ることが必要だと思います。

とは言え、間違った方向に頑張っても良い結果に繋がらないことがあります。私も何回も間違った方向に頑張って失敗しました。

本連載は、自分の経験に基づいて、“間違った方向に進まないでいいようなTips”を列挙したつもりです。あくまで個人的な意見なので、参考にならないことがあったかもしれませんが、本連載が皆様の就職活動にとって少しでもお役に立っていればと思います。

最後まで私の文章を読んでいただきありがとうございました。

おわり

*本連載は、2008年と2009年に都内で配布された「理系女子のための就職活動応援パンフレット」の一部を改変・加筆したものです。今回の「あとがき」は本連載用に執筆していただきました。

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