とあるM2のひとりごと



第2回(更新日:2013年2月11日)

研究室にいる時間は長ければ長いほどいい?

おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
研究者を目指していたとあるM2です。

毎日修士論文作製のために部屋にこもりっきりです。
そ、外に出たい(寒いけど。)
多分、これが掲載される頃にはすっかり修論も提出し終わって遊び回っていると思います。
来年から社会人なのでね、今のうちに遊びたいんです。

さて、今回のテーマは
「研究室にいる時間は長ければ長いほどいいの?」です。

うちのボスは、一応コアタイム9時ー17時と言っても
早く帰ったら、実験してないだとか、ラボに来てないだとか平気で言う人です。
そして、昔の学生はこうだったのに、こうだったのに
とつらつらと嫌味ったらしい長文メールを送りつけてくるような人です。
昔は正月も1月1日しか休みじゃなかったし、学生はもっと自主的にラボに来てて・・・
うんたらかんたら。

先生方は言いますよね、ラボに長くいて当然のように。
果たして、本当にそうなのでしょうか?

研究室を見渡してみました。
うちの研究室は朝から夜遅くまで
先輩も後輩もちゃんと研究室にいます。

しかし、研究室にいる間ずーっと実験してるわけでもなく、
空き時間はずっと論文読んでるとか
そういうわけじゃないです。

Facebook見たり、
Yahooニュースみたり、
雑談したり、
ぼーっとしたり、
昼寝したり。
ま、私もそうですけどね。

果たして、朝の9時から夜の23時とかまでいて、どれだけ研究に費やしてるんでしょうか?
多分、実際に研究に当ててる時間測ってみたらもっともっと短いはずです。

でも、先生はラボにいないとぐちぐち言うしな…
でラボにいる。
はっきり言って、無駄じゃないですか?
「ラボにいるだけ」になってしまっていたら。

そんなに集中力続かないからっていう方もいると思いますし、
家にいてもすることないし、って言う人もいると思います。
人それぞれなので一概には言えませんが、「いるだけ」になってしまっているなら
それはちょっと問題じゃないかなと思います。

ちなみに私は、学部4年生の頃はそれはもう研究が大好きで、
土日も自主的にラボに行ってる日もありました。
基本的にラボ自体は土日休みだったのですが、土曜日もこれをしたい、
あれをしたい、と考えて実験してました。

これも一緒にやってあげて、なんて解析を頼まれることも多かったので
土日まで行かなきゃいけないってことも多かったんですが。

休みなく実験するのが何ヶ月か続いたとある日の朝、
動けなくなってしまったんです。
特に熱がある訳でもないけども、起き上がれない。
その日は久しぶりに1日中家で寝てたのを覚えています。

そんな風に動けなくなってから、人間休まないとだめなんだなって気付いて
ちゃんと休むようになりました。
だから、自分のやるべき実験や読むべき論文が読み終わったら
夜7時とかでも家に帰ります。
家に帰って、1人でゆっくりと疲れを取って、次の日に備えるのです。

そのほうが、実験的にも効率が良いことも分かりました。
疲れてふらふらしてると、普通ならうまく行く実験もうまく行かなかったりするし、
普通ならふと気付く小さなことも気付かなくなってしまいます。

人それぞれ、やり方はあると思いますが
「ただラボにいるだけ」では何にも生まれません。
それが自分にとってリラックスの時間として役に立っているなら良いですが、
そう出なければやっぱり改めるべき習慣ではないでしょうか?

上に立つ方にとっては「ただでさえ学生は実験しないのにラボにいなかったら余計に。」
と思われる方もいるかもしれません。
だからといって無理矢理「もっと長くラボにいろ」と言ったところで同じだと思いませんか?
もっと「原因」はほかにあるはずです。

と、生意気なことを言いましたが、これが私の考えであり、
私のラボの実情です。
こんなラボばっかりじゃないといいなぁ、と思いますが。
さて、皆さんのラボはどうでしょうか??

ではでは、また次回お会いしましょう。
インフルエンザなどかからないようにみなさん、気をつけましょう(・∀・)




執筆者:研究者を目指していたとあるM2

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