米国グリーンカード取得の体験談



第5回(最終回)(更新日:2013年9月26日)

グリーンカード取得体験談のまとめ

私のグリーンカード取得の体験談も今回が最後となります。

今回はまず、申請から取得までの期間についてご紹介します。

一般的に、EB1もしくはEB2で申請すれば、半年から1年半程度でグリーンカードが取得できるケースが多いようです。雇用主スポンサーの場合は、雇用主が求人広告を新聞等に出して、申請者よりいい候補者がいないということを証明しないといけないので、申請そのものにかかる時間はセルフスポンサーの場合よりも、少し長めにかかる傾向はあります。

ただし、セルフスポンサーの場合、申請のときに同分野の研究者からのsupporting letterを何通か同封する必要があります。このステップは場合によっては時間がかかる場合があります(強いsupporting letterを書いてくれる人を探すのは思ったよりも大変だったりします)。

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過去4回に渡って色々なことを書きましたが、グリーンカードを申請したい人は、自分のおかれた状況によって、雇用主スポンサーかセルフスポンサーかを予め決めておくのが良いでしょう。

参考までに、申請カテゴリーを決める上で考えるべきことを簡単にまとめてみました。

1) EB1雇用主スポンサー
雇用主との関係が非常に良好であり、頼めばスポンサーしてもらえそうで、なおかつ当面はその雇用主のところで働き続けたい場合

2) EB1セルフスポンサー
非常に目立つ良い業績があるという自信がある場合

3) EB3雇用主スポンサー
雇用主との関係も業績も普通の場合

4) EB2セルフスポンサー
雇用主との関係があまり良くない、近々転職したい、業績はそれなりにあるなどの場合

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もし雇用主スポンサーで申請するのであれば、まずは上司に相談するのが第一歩となります。上司のOKが出たら該当部署(international office等)にコンタクトして、雇用主が提携している弁護士をつけてもらいます。その後は弁護士の指示に従うだけです。

セルフスポンサーで申請しようと思うならば、自分で弁護士を探すのが第一歩となります。弁護士を決めたら、弁護士の指示に従いながら、supporting letterを準備していくことになります。

私の体験談が、皆様のグリーンカード取得に少しでも役立てば幸いです。5回に渡り私の連載を読んでくださいまして、ありがとうございました。

執筆者:グリーンカードを保持している日本人研究者@アメリカ

(注:本連載はあくまでも一般個人の体験談です。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、BioMedサーカス.com及び著者は一切の責任を負いかねます。)

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