教授と僕の研究人生相談所



第50回(更新日:2015年8月3日)

日本の助教には従順性(笑)が必要だ 1ページ目/全2ページ

僕「教授、おめでとうございます。今回の記事で本連載も50回目を迎えます」

教授「冗談は顔だけにしておけ。50回もこんなことをやってるわけがないだろう」

僕「冗談ではないですって。ほら、このページをみてくださいよ」

教授「・・・」

僕「これで今回が50回目だって信じてくださいました?」

教授「・・・」

僕「教授、どうしました?」

教授「こんな連載にこれだけの時間を取っていたとは・・・。毎日忙しくて目が回りそうなのに・・・。何てことだ・・・(本気でショックを受けている様子)」

僕「そんなこと言わないでください。大勢の読者が教授のご回答を毎回楽しみにいてるんですよ」

教授「ふん、そんな根拠のないおべっかは俺には通用しない。ところで、この連載は50回目で、そのページにはずらーっと過去の連載記事が列挙されてるが、君の研究業績欄はどうなのかね?」

僕「え?」

教授「この連載が始まってから今日まで、君はどのくらいの論文を書いたのかね?そして、何回くらい学会で発表したのかね?君はこの連載がブログやTwitterで取り上げられています、みたいに嬉しそうに俺に報告してくるが、君の研究成果はどこかで取り上げられたことがあるのかね?」

僕「う・・・」

教授「学生の本分は何かね?研究者は何をする職業なんだ?君はこんなくだらない連載をするために高い学費を払って大学の研究室にいるわけではあるまい。この連載が人気を得たとしても、君の研究は進まないんじゃないのか。それとも、君はこの連載を足がかりとして、出版業界に進んだり、文章で飯を食おうとでも思ったりしてるのかね?もしくは、巷で流行りのサイエンスコミュニケーター(笑)とやらにでもなる気か?」

僕「ぐ・・・」

教授「時間は有限だぞ。自分のためだけに自分の時間を使えるなんて時期は今だけだ。君は自分が何をすべきか、もう少し良く考える必要があると思うね」

僕「・・・はい、すみません」

教授「50回目ということでキリがいい。この連載は今回で終わりだ」

僕「そんな・・・」

教授「次回からは『新連載:僕の研究人生相談所』にしなさい」

僕「・・・それって、教授がこの連載から抜けたいだけでは?」

教授「細かいことは気にするな。まあ、とりあえず今回は相談に答えてやる」

僕「・・・はい。では予告どおり、前回の最後に少しお伝えしたこの相談をお願いします」

教授「相談メールが長かったやつか?」

僕「そうです。相談者は海外でポスドクをしている方です」

教授「相談メールの要約は作ってきたのか?」

僕「はい、これです(印刷したものを渡す)」

教授「ふむ(要約を読んでいる)。で、オリジナルの相談メールはどれだ?」

僕「え?えっと・・・、これです(相談メールが印刷された用紙を渡す)」

教授「ふむ(相談メールを読んでいる)。なるほど、相談内容は把握した」

僕「あの、一つだけお聞きしてもよろしいでしょうか?」

教授「なんだ?」

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