教授と僕の研究人生相談所



第63回(更新日:2016年3月28日)

運命の人(笑) 1ページ目/全2ページ

教授「で、何で俺が君と学食で昼飯を食べているのかね?俺が食べ始めたときは一人だったはずだが」

僕「ストーカーになるつもりはないんですけど、こないだの(相談内容に対する回答の)プロポーズの言葉だけだと(1回分の記事を書くには)足りないんです。メールをしても返信がないので、今日はランチの時間を狙ってプロポーズの言葉の真意を聞きにきました」

教授「君の今の発言、周りの人間に聞かれたら誤解されるぞ・・・」

僕「え?」

教授「まあいい、変な噂を立てられては困る。昼飯を食べてる間だけ、君が持ってきたくらだん相談に付き合ってやる」

僕「ありがとうございます。では引き続きこちらの相談をお願いします(相談メールを印刷した用紙を渡す)」

教授「どんなプロポーズがいいかを聞いてきたやつだろ」

僕「はい」

教授「何でそんな相談が来るんだ?君の連載は研究人生の相談じゃないのか?」

僕「えっと、相談者は女性で会社勤めの研究者なんです。で、その彼氏さんは大学の任期付きの研究者なんです。相談者の方は、自分の身元がばれてしまうことを心配しているので、ちょっとそこら辺のバックグランドはぼかします」

教授「40過ぎの任期ありおっさん研究者に惚れた30半ばの独身女性からの相談か」

僕「色んな人を敵に回すことになるので、そういう表現はやめてください」

教授「なんで色んな人を敵に回すことになるんだ?君自身がそういう人間に対して見下した気持ちがあるんじゃないのか」

僕「僕の評価がますます下がるので、そういうことは言わないでください」

教授「ふーん」

僕「僕の評価はこれ以上下がることはないって知っているので、話を先に進めてください」

教授「ま、この相談は40過ぎの冴えない男性独身研究者にとっては喜ばしい事実だね」

僕「どうしてですか?」

教授「良い子ぶるんじゃない。君だってそう思ってるだろう?」

僕「それって僕に『40過ぎても任期ありの職にしか就けないような男性が、状況によっては彼女ができて結婚もできるかもしれない!』というようなことを言わせたいんですね?」

教授「そうだ」

僕「・・・。でも、この相談者の方はすごいですよね。実家も裕福なようですし、きちんとした会社に勤めていて、でも結婚したら家事なんかも自分がやるべきだと思っているし、お付き合いしている方が海外に行きたいと行ったらついていく覚悟ができているんですもんね」

教授「こんな好条件の人が、40過ぎの冴えないオッサンにゾッコンなんて信じられない、とでも言いたそうだな」

僕「ゾッコンは死語だと思います」

教授「この連載を終わりにしてもいいんだぞ」

僕「すみません、僕が悪かったです。でも、そんな好条件の方なのに、なんで結婚できるかできないかで悩んでいるんでしょうね」

教授「知らんよ。この相談者がそんなに魅力的に見えるなら、君が結婚したらどうだ?」

僕「いえいえ(ちょっと照れる)」

教授「ま、相談者にも選ぶ権利はあるか」

僕「ぐ・・・。でも、今回の相談者カップルはいつ結婚してもおかしくない年齢ですよね。なんで、そういう話にならないんでしょうか。年齢的にも状況的にも、特に男性側にはとっては、結婚した方がよさそうですが」

教授「彼氏の方はこの相談者のことをそんなに好きじゃないんじゃないか?」

僕「相談者を不安にさせないでください」

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