教授と僕の研究人生相談所



第69回(更新日:2017年2月2日)

君は実名でブログをやることの危険性を認識しているのか 1ページ目/全2ページ

僕「教授、今日もお願いします」

教授「今日の相談内容は?」

僕「え、どうしたんですか?いつもの辛辣な挨拶はないんですか?どこか体調が悪いんですか?」

教授「冷たくあしらっても君は全然へこたれんからな。それなら大人しく適当に相談内容に答えて君にさっさと帰ってもらった方がいい」

僕「えー、そんな。最近は教授の辛辣な挨拶で連載記事の文字数を稼いでいたのに、それがなくなるとちょっと困ります」

教授「君が困るんならなお良い。で、相談は?」

僕「ぐ・・・。えっと、今日はこちらをお願いしようかと思ってたんです。例によって、この相談もずっと前に頂いていたので、もう相談者は自己解決してしまったかもしれないのですが」

教授「自己解決してるんだったら、わざわざ俺がコメントする必要もあるまい」

僕「まあそうなんですが、実は僕、この相談内容と同じようなことを教授に聞きたかったんですよね。だから、ぜひ教授の回答をお願いしたいな、と」

教授「どんな内容だ?」

僕「え?てっきり『断る』と言われると思ったんですが・・・」

教授「相談内容にさくっと答えて君にはさくっと帰ってもらいたい。だから今日は寄り道はしない」

僕「ぐ・・・わかりました。この相談は、博士課程1年生の方から去年の夏前に頂いたものなんです。で、その方は去年の夏に数週間ほど海外留学するらしく、それを機に自分のブログを始めようと思ってるらしいんです。まあ、今はもう帰国していると思うんですけど・・・。相談から回答までの期間が長くて本当に申し訳ないです」

教授「すべて俺が悪い。責めるなら俺を責めろ」

僕「え?教授、今日はやけに優しいですね。大丈夫ですか?何か変なお酒でも飲みました?」

教授「いつも通りだ。読者からの相談になかなか答えないのは俺が悪い。だから・・・」

僕「責任を取って回答役を辞任する、とか言わないでくださいね」

教授「・・・」

僕「・・・」

教授「で、相談内容は?」

僕「ブログをするにあたって、本名を出すか匿名でやるかで悩んでいるようなんです。この方は帰国されてからもブログは続けようと思っていて、ご自信のブログを『自分だけのメディア』として育てて自らの判断に基づいて情報発信をしていきたいようなんです。このアイデアは前々から考えていたようなんですが、古臭いとか無理だとかと教授から一笑に付されてしまうかもしれないけど、留学を機に自分が前からやりたいことをやろうと決意したようなんです」

教授「新しいことにチャレンジしようしてる人間をバカにする趣味は俺にはない。そのチャレンジが俺にとって迷惑でなければね」

僕「確かにそうですね。この連載で教授は、色々とシニカルで毒舌なキャラになってますけど、現実の教授はなんというか、もっと世捨て人っぽくて他人にあんまり興味ないですもんね。どうして教授はこんなキャラになってしまったんでしょうね」

教授「君は俺に突っ込んで欲しくてそのセリフを言ってるのか?」

僕「え?あ、教授がそういうキャラになってるのは僕のせいですね・・・。すみません」

教授「まあいい。で、相談内容だが、ブログをやるにあたって実名か匿名か、なんて質問、この連載をずっと匿名でやってる俺に聞くもんでもあるまい」

僕「教授なら絶対に匿名でブログをやりますよね」

教授「というよりも、俺はブログなんてやらん」

僕「確かに・・・。でも何でですか?」

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