教授と僕の研究人生相談所



第76回(更新日:2017年12月30日)

教授が溜まりまくった質問に答えます 1ページ目/全2ページ

僕「年の瀬のお忙しい時期にすみません」

教授「いいよ別に。色んな忘年会なんかにも飽きてきた頃だし。で、君は実験の方は大丈夫なのかね?」

僕「ぐ・・・」

教授「無粋なことを聞くのはやめにしよう。で、今日は12月の22日なわけだが、今日の会話を記事にしたとして、その記事が掲載されるのはいつなんだ?年明けか?」

僕「教授と今日お会いすることが確定した時点で編集部と相談したのですが、明日と明後日、もしかしたらもう一日かかるかもしれませんが、いずれにしろ、この数日で原稿を書き上げて編集部に送る予定にしていて、軽い校正をしたあとで12月の30日か31日にでも本年最後の更新ということで掲載してもらえることになっています。なので、今日は一年を振り返りつつ来年の見通しなんかにもコメントいただければと思います」

教授「明日・明後日・明々後日って祝日・クリスマスイブ・クリスマスじゃないか。君は連載記事の執筆でその三日を過ごすつもりな・・・(僕の悲しそうな表情に気づく)。ま、色んな過ごし方があるかな。無粋なことを言ってすまなかったな」

僕「いえ。色んな過ごし方があることをご理解いただき恐縮です(寂しそうに)」

教授「で、今日は読者からの相談にも答えるのか?」

僕「えぇ、そちらも回答をいただけると嬉しいのですが(これまでにもらった相談メールを印刷したものを広げる)」

教授「ふむ、相変わらず減らんな」

僕「今年は特に連載のペースが落ちてしまいましたからね。連載当初は隔週で更新していたので、一年に25個くらいの相談に答えられていたんです。でも、2017年は12月30日のを含めても9回だけなんです」

教授「そうか、すまなかったな。で、この連載はいつまで続けるんだ?」

僕「いつまで続けましょうかね。連載を開始してから今年で5年ですからね。さすがにそろそろ終わりのことを考えてもいいのかもしれませんね」

教授「編集部は何て言ってるんだ?」

僕「BioMedサーカス.comがなくなるまで続けてください、って言ってます」

教授「・・・」

僕「とりあえず、今は淡々と頂いた相談に答えるようにしませんか?書籍化の方も全然進んでいませんし」

教授「そうだな。だが、これら相談の中には、一つの記事にできるような内容の相談はあんまりないよな」

僕「ヘビーな内容の相談もありますが、単発の質疑応答みたいな質問が多いですよね。とりあえず、そういった質問にサクッと答えてもらってもいいですか?」

教授「そうだな」

僕「じゃあ、これとかどうですか?捏造ニュースは来年も引き続き出ますか?何か教授のところに裏情報は入ってますか?って質問です」

教授「規模の大小はわからんが、来年も当然のように捏造ニュースは出てくる」

僕「え、そうなんですか?」

教授「何をもって捏造ニュースと定義するかにもよるが、『発表された論文に捏造されたところがあった』程度なら、そんなことはそれこそ山のようにある。世の中に出ていない捏造もまだまだあるし、かなり大きな捏造が大御所ラボで現在進行形で行われているという情報もあちこちで耳にする」

僕「あちこち・・・。日本ですか?」

教授「世界中だな」

僕「え、まじですか?」

教授「マジデスヨ」

僕「どうして片言なんですか?」

教授「この業界が捏造だらけでウンザリしてるからだよ」

僕「捏造だらけなんですか?」

教授「ネツゾウ ナイト オモテル デスカ?」

僕「・・・」

教授「ま、この業界の捏造なんて、俺らが敢えて色々と議論しなくても、世の中の暇人、もとい正義感に溢れた奴らが頑張って騒いでくれる。次の質問に行こう」

僕「・・・はい。では、次はこの質問をお願いします。大学3年生の学生からの質問なのですが、年に何報の論文を書けばバイオ系の研究者として生活できますか?というものです。あと、教授は平均して年に何報の論文を書いていますか?というのも知りたいようです」

教授「後半の質問は個人の特定に繋がるからスルー。前半の質問は曖昧すぎて答えられんね。だが、少なくとも今は年に1報も論文を出していないと危険だな。研究分野にもよると思うがね」

僕「え、そうなんですか?年に1報以上って厳しくないですか?それって共著者でもありですか?」

教授「なしだな」

僕「え、そうなんですか?」

教授「ソウナンデスヨ」

僕「片言はもういいです」

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