教授と僕の研究人生相談所



第77回(更新日:2018年1月18日)

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教授「キョウモ カタコト カ?」

僕「いえ、そのキャラは前回限りで終了でいいです」

教授「そうか」

僕「ところで教授、あけましておめでとうございます。この記事が掲載されるころには新年が明けて半月くらい経過してるかもしれませんけど」

教授「半年くらいが経過?」

僕「半月です。今年はなるべく連載間隔をあけないようにしましょう。あと、書籍化の方もすすめましょう。それと、教授のコラムの連載開始とそちらの出版もよろしくお願いします」

教授「ちょっと待て。最後のは何だ?全く聞いてないぞ」

僕「ええ、初めてお伝えする内容です。今日は教授に、『2018年の抱負はなんですか?』というこちらの質問に答えてもらおうと思ってるんです(印刷したメールを見せながら)。で、このメールには『僕さんの抱負も教えてください』とあったので、勝手ながら僕の抱負も表明してみました。ぜひ今年は教授のコラムをはじましょう!」

教授「そんなの知らん」

僕「ちなみにですね、こちらの『2018年の抱負』の質問メールは、2017年の3月に頂いたんです。『しばらく自分のメールは放置されるであろうから、今のうちに教授と僕の2018年の抱負を聞いておきます』と書いてあります」

教授「・・・」

僕「それでですね、今年(2018年)の1月1日には、『2020年の教授の抱負は何ですか?』というメールも来てるんです。もちろん、別の方からなんですが、皆さん同じようなことを考えるんですね。でも、教授の相談メールスルーが一つの芸風になってきたんだなと思うと感慨深いものがあります」

教授「感慨深くも何ともない」

僕「そうですか。意外とクールなんですね。では早速ですが、教授の今年の抱負を聞かせていただけますか?」

教授「君の連載は読者からの相談に答えるものなんじゃないのか?俺の抱負を聞いてどうする」

僕「いやまあそうなんですが、せっかくの新年一回目の更新なので、ぜひ教授の抱負をお聞かせください。相談してくださった読者のメールを長期間スルーしている罪滅ぼしの一環として」

教授「罪滅ぼし・・・」

僕「じゃあ僕が勝手に教授の抱負をでっち上げてもいいですか?今年は隔週連載を徹底して、僕の抱負にもあった『教授コラム』も隔週でスタートする、とか。そうすれば、毎週なんらかの教授の記事が読めますよね」

教授「まだ正月ボケが抜けないのか?(冷めた目で)」

僕「冷静に突っ込みを入れないでください。ちょっと寂しいです」

教授「まあいい。新年の抱負なんてのはな、この年になれば毎年決まってるんだ」

僕「どんなのです?」

教授「一年を無事に過ごす」

僕「まるで老人みたいじゃないですか」

教授「老人だよ。悪いか?」

僕「いえいえ、教授はまだまだ若いじゃないですか」

教授「いいか、周りから『若いですね』と言われはじめたら、もう若くはないということだ。時間なんてあっという間に過ぎるぞ。君みたいに適当に毎日をムフフ動画とともに過ごしていたら、年をとったときに自分の人生は何だったんだろうと後悔する。そして、そんな後悔の気持ちをテクノロジーの発展とともに進化したムフフ動画で紛らわすだけの老後になるんだ。君は、同年代の先を行っている人間にはもう追いつかないかもしれないが、今からでも心を入れ替えて自分の人生を真面目に見直しなさい。ということで今日の相談への答えは終わり」

僕「いえ終わってません。というか、そんな相談は受けてませんし、そもそもその回答は誰のどんな相談に対する答えですか?」

教授「君からの『今後のムフフ動画の見通しはどんなんですか?』という質問だ」

僕「意味がわかりません。というわけで、こちらのもう一つの相談にも答えてください(印刷メールを見せる)」

教授「君の論理展開も十分に意味がわからんがね」

僕「(教授のレスポンスはスルーしながら)こちらの相談は海外でポスドクをしている方からのもので、ラボ内での議論の進め方やラボでの問題ごとの解決方法に疑問があるということで、教授にアドバイスをしてもらいたいということのようです」

教授「どういう意味だ?」

僕「事例が詳しく書いてあるのですが、念のため内容を少しボカして紹介しますね。この相談者は比較的大きなラボに在籍しているようなんですが、そこでの実験データなどに対する議論がおかしいと思っているようなんです。例えば、明らかにおかしな実験をしていて、再現性もとれなさそうなのに、実験者の主張どおりの説がラボ内でコンセンサスを得られたり、そうかと思うと、きちんと考えて実験している人がいても、そういう実験データの重要性はあまり認められないこともあるようなんです」

教授「後者のパターンが相談者ということか?」

僕「そうだとは書いてはいませんが、少なくとも相談者は前者ではないと思います。あとですね、ラボ内で何か問題ごとが起きたときの議論の方法にも納得がいかないということが書いてあります」

教授「問題ごと?」

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