研究こぼれ話



2011年11月29日

大学教員の英語表記について

大学教員の英語表記をまとめてみました。

教授:Professor

准教授:Associate Professor

客員教授:Visiting Professor

客員研究員:Visiting Researcher

特別研究員:Fellowship ResearcherもしくはResearch Fellow

博士研究員:Postdoctoral Fellow

このあたりは問題ないかと思います。でも、それ以外の英語表記は諸説様々なので、筆者自身がこれまでに見たことがある(聞いたことがある)表記を以下に掲載します。(*は筆者によるコメントとなります)

特任教授:Professor, Contract Professor, Research Professor

特任准教授:Associate Professor, Contract Associate Professor, Research Associate Professor

*それぞれResearch ProfessorとResearch Associate Professorが妥当な気がします。

講師:Assistant Professor, Lecturer, Instructor

*直訳ではLecturerですが、前後の職位との関係からAssistant Professorが妥当ではないかと。米国では"Assistant Professor >> Instructor"なので、米国相手の場合はInstructorと表記しない方が良いと思います。

助教:Assistant Professor, Instructor, Research Associate

*Assistant Professorを使うことが多いようですが、日米のAssistant Professorは業務内容や権限が大きく異なります(米国の方が独立性がとても高い)。そのため、米国基準にするならばInstructorかResearch Associateと表記するのが適切です。ただ、米国基準に沿う必要性はないので、Assistant Professorと表記することで問題ないと思います。逆に、米国でAssistant Professorの職に就いている研究者は、自身の職位を日本語表記するときに助教や講師と区別する目的で助教授と訳すこともあるようです。

特任助教:Assistant Professor, Research Assistant Professor, Research Associate, Contract Assistant Professor, Research Fellow, Postdoctoral Fellow

*業務内容や権限を考えると、Research FellowかPostdoctral Fellowになると思います。ですが、Research Assistant ProfessorやResearch Associateでも問題はないでしょう。Assistant Professorと表記する人もいるようですが、あまりにも自分を大きく見せようとしすぎている感じがしますので、出来れば避けた方が良さそうです。

以上です。絶対に正しい職位の英語表記はないので、結局のところは自分が気に入ったものを使えば良いと思います。(所属機関で指定されていない限り)


執筆者:RACOON


参考:学術振興会の英語表記をまとめたこちらの記事もどうぞ

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