研究こぼれ話



2013年9月25日

クワトロ・バジーナ大尉(ガンダムの赤い人)のダカールの演説をポスドク風に改変してみました


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BioMedサーカスの方と、このサイトを見ているバイオ研究に興味のある方には
突然の無礼を許して頂きたい。

私はポスドクのダメダロ・バイーオ博士であります。
話の前に、もう一つ知っておいてもらいたいことがあります。

私は今は超高学歴ワーキングプアという名で呼ばれることもある男だ。

私はこの場を借りて、バイオの博士号を得たものとして語りたい。
もちろん、研究室の主宰者としてではなく、落ちぶれたポスドクとしてである。

大学院重点化は、未来ある若者を貶めるために作ったものではない。
ポスドク一万人計画が高学歴ワーキングプアを作ったのではない。
現在老害教授どもがアカデミアのバイオ業界を我が物にしている事実は
文科省のやり方より悪質であると気付く。

人が研究をするのは、人類を様々な外敵から攻撃されるのを避ける為だ。

しかし、教授へと昇進した人々は、その社会的地位を向上したことによって
自分そのものが偉くなったと誤解をして、象牙の塔のような世界を構築してしまった歴史を持つ。
それは不幸だ。もうその歴史を繰り返してはならない。

ポスドクに定職を与えることによって、日本はその科学技術力を上げることが出来ると、
何故信じられないのか?

我々は高学歴な人の手を安価で使うなと言っている。
老害教授どもは悪魔に魂を売った人々の集まりで、ポスドクを使い捨てようとしているのだ。

ポスドクは長い間、このアカデミアと言う肥溜めの中で飼われてきた。
しかし!時はすでにポスドクをアカデミアから巣立たせる時が来たのだ。
その後に至って何故ポスドク同士が戦い、ネットで罵り合わなければならないのだ。
ポスドクを一般社会へと解放し、彼らに活躍してもらわなければ、
日本は科学技術立国では無くなるのだ。

このBioMedサーカスさえポスドク問題に飲み込まれようとしている。
それほどにバイオ業界は疲れきっている。

今、誰もがポスドクになんかなりたくないと考えている。
ならば自分の日々の生活を送る為だけに、老害教授に奴隷のように使われつづけていて、
良い訳がない。

現に老害教授どもはこのような時でもポスドク問題から目を背けている。
見るが良い、この悲惨な結末を。

彼はかつてのエリート街道を踏み外し、良くて万年ポスドクと称しているが
その状況こそ悪であり、日本のバイオ業界を衰退させていると言い切れる。
ネットを御覧の方々はお分かりになる筈だ。

・・・これがバイオ業界の現実なのです。
我々が無策でバイオへの道を選択したのも悪いのです。

しかし老害教授どもは、この業界の未来を担う若者であるにも関わらず
彼らを使いすてようとしている。



執筆者:じゃあ明日(あす)にやる

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