研究こぼれ話
Tweet2014年4月16日
もののけ姫の名シーンをポスドク風に改変してみました
登場人物
足高(アシタカ):博士課程3年(D3)、内定なし
諸(モロ):就職課の人
サン:留学生(D3)、優秀、内定あり
足高「内定のないD3がポスドクにならずに済む道は無いのか?本当にもう避けられないのか?」
諸「D2どもが集まっている。きゃつらの就活がじきに始まるだろう。」
足高「サンをどうする気だ?あの子を日本で就職させる気か?」
諸「いかにも学生らしい手前勝手な考えだな。サンは日本から奨学金をもらっている。日本人として勉強し、学位を取ったら日本企業で働く。」
足高「あの子を帰国させろ!あの子は外人だぞ!」
諸「黙れ小僧!お前にあの娘の苦労が分かるのか?途上国の人間が、期待と不安を胸に日本にやってきた学生がサンだ!国に戻ることもできず、日本人にもなりきれぬ、それでも頑張ってきた優秀な学生だ!お前にサンの代わりが勤まるのか!?」
足高「分からぬ・・・。だが共に就職することはできる!」
諸「フハハハ!どうやって内定を取るのだ?サンと共に面接を受けに行くと言うのか?」
足高「違う!それでは俺が落ちるだけだ!」
諸「小僧、もうお前にできる事は何もない。お前はじきにポスドクとして消費され尽くされる身だ。絶望と共にここを立ち去れ。」
執筆者:ポスドクの森に住むモノ