海外ラボリポート



内村智也 先生 〜米国タフツ大学から(2012年01月31日更新)

アメリカでの博士課程(3ページ目/全3ページ)

さて、最後に日本とアメリカの違いを少しお話したいと思います。なんといっても、一番の違いは、国民性に限ると思います。もちろん日本には日本の良い点、アメリカにもアメリカの良い点、があると思います。しかし、個人的に、アメリカの方が働きやすい環境だと思います。日本というとどうしても、上下関係や、マナー、付き合いが大事というイメージがあり、正直な所そういった保守的な観点が苦手な部分があります。アメリカでは基本的に全員フランクな関係であり、特別意識する事なく働く事が出来ます。

ただ、どうしてもなかなか慣れないのが、たまに楽観的な所や、時間にルーズな所です。また個人的な偏見かもしれませんが、余りグループ内であっても他人の事にあまり干渉しない、つまり自分の仕事だけをこなせば良い、という所を中々ストーレトに受け取る事が未だに出来ません。ただ一番驚く事として、良くHard Workerだね、と言われますが、日本人からしたら、普通・・・ですよ?って言いたくなる所です。

執筆者:内村智也(タフツ大学)

*本記事は、JaRANの「研究者コラムのコーナー(2009年11月公開)」を改変したものです。

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