研究者団体の紹介



日本薬学生連盟(2012年6月25日更新)

日本薬学生連盟(APS-Japan)は、『世界に貢献できるPhamacistの育成』というスローガンのもと国内と国外で活動する薬学生による団体です。

1998年に日本の薬学生の意識を世界水準まで引き上げる目的で大学院生を主体に「薬学生の集い」が作られ、その後2002年の「第4回薬学生の集い年会」における総会で、現在のような学部生中心の体制となり、さらに2011年には団体名を「日本薬学生連盟」と改めるとともに組織の再編が行われ、新たなスタートを切りました。

現在、下記の図のように日本薬学生連盟は8つの常設委員会と2つの臨時委員会から構成されており、会員は自身の希望する委員会へ所属して精力的に活動することができます。委員会ごとによって活動は様々であり、自身に合ったものを見つけることができます。

<組織図>
組織図

国内での主な活動は、薬学生同士で決められたテーマに沿って討論するワークショップを始め、献血を推進するヴァンパイアキャンペーン、海外の薬学生を日本に呼んで行うジャパンツアー、全国規模で薬学生が集まり行われる合同新入生歓迎会や年会、総会、PCE(服薬指導イベント)、チーム医療勉強会、就活セミナーなど様々なものがあります。

<イベントの写真>
イベントの写真

これらの活動は薬学だけにとどまらず、医学生や獣医学生などの医療系の学生団体と共に活動し意見交換や交流を行います。そうすることで、薬学生としての意識を高めるだけでなく、広い視野を得ることができ、将来の医療人としての素質を育むことができます。

一見堅そうに見えるかもしれませんが、ヴァンパイアキャンペーンではヴァンパイアのコスプレをして呼び込みやパフォーマンスをしたり、活動の後には肩の力を抜いてお喋りする交流会があったりと、真面目な中にもしっかりと楽しめる内容になっています。

<ヴァンパイアキャンペーンの時の写真>
ヴァンパイアキャンペーンの時の写真

また、日本薬学生連盟は日本で唯一のIPSF(国際薬学生連盟)加盟団体です。

IPSFとは、FIP(国際薬学連合)を始め、WHOやUNESCOとも正式にパートナーシップを結んでいる国際的な組織です。世界84か国、35万人以上の薬学生によって構成され国際的に活動しており、本部はオランダのハーグにあります。活動としては、公衆衛生活動、エイズ認識活動、タバコ警告活動、薬剤師職能向上活動、発展途上国の支援、交換留学プログラムなどの活動を行っています。また、年に1回、世界会議(IPSF WorldCongress)を開催しています。

日本薬学生連盟は2003年よりIPSFの正加盟組織となり、日本の代表として世界中の薬学生とともに活動を行っております。

また、このIPSFにおけるアジア・太平洋支部では、日本における薬学生の代表として各国の薬学生との交流や協議、イベントを行っています。その他にも、国際薬学生連盟アジア太平洋薬学生シンポジウム(IPSF-APPS)を開催しており、2004年8月には日本の東京で主催国として開催しました。そして今年2012年7月に行われる台湾でIPSF-APPSにも日本薬学生連盟の会員から多くの学生が積極的に参加します。

その他にも、IPSFを通して日本薬学生連盟は交換留学も行っており、海外の薬学生を日本に迎え入れることは勿論、日本の薬学生として海外の薬学を知る機会を提供します。海外の薬学教育や、病院、薬局、研究所はどれも日本のものとは大きく異なっており、交換留学でしか体験できないことを通して多くのことを学ぶことができます。

<APPSや交換留学の時の写真>
APPSや交換留学の時の写真

APPSや交換留学の時の写真

このように、日本全国はもちろん国際的にも活動することで、日本以外の薬学生との交流を通して世界の医療事情を知り、医療人としての意識をより一層高めることができます。

国内と国外において様々な活動をする日本薬学生連盟ですが、上記に挙げた活動以外にも、学生一人一人の希望から行われるイベントなどもあり、自分たちが声を上げて実際に動くという貴重な体験ができる場でもあります。

現在、日本薬学生連盟は21の大学が加盟団体として所属しており、一般会員を含めると約400人の会員で構成されています。一年を通して様々な活動を行っていますので、詳細はHPをご覧ください。


■日本薬学生連盟(APS-Japan)
ウェブサイト:http://apsjapan.org/
Facebook:https://www.facebook.com/APS.Japan

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