知られざる研究者の生態



第36回(更新日:2012年3月13日)

熟睡

マトンが所属する研究グループは、Aさんをリーダーに総勢10人くらいで構成されています。今回は、そのうちの一人であるHさん(♂)の話題です。

彼は、マトンの1年先輩でとってもノンビリ屋さんです。しかし、一流大学の博士課程を修了した男性という理由で、このグループのメイン・プロジェクトと準メイン・プロジェクトの重要部分を任されています。

このメイン・プロジェクトは、チームリーダーのAさんが現場の責任者になってから至るところでトラブルが噴出するようになりました。つい最近も(大人の事情により削除)万円もかけた実験が、Aさんの(念のため削除)のせいで大失敗に終わりました。

そのため、最近になってグループの行く末に暗雲が立ち込めてきました。そして、Hさん(♂)が担当している実験は、この良くない状況を乗り切れるかどうかがかかっている重要な部分なのですが、上から設定された期限の締め切り間際になっても、全く終了する気配がありません。(というより、終わらせる気がなさそう?)

以下は、そんな状況のもとでの実験室での会話です。ちなみに、会話に登場するB君はマトンの同期入社で同じグループに在籍している人です。

B君『締め切りが近くて大変ですね。』

Hさん(♂)『うん、そうだねぇ〜。』

B君『やっぱり状況が状況だけに、ストレスとか溜まりますよね。』

Hさん(♂)『いやぁ〜、締め切り間際は心労で眠れなくなるかと思ってたけど、全然普通に眠れるんだよね〜。』

B君『・・・。』

・・・そんな言葉を聞いたら、僕が眠れないです。

*Hさん(♂)は第9回にも登場しているので、お時間のある方はそちらも読んでくださいませ

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