医学生物学系のPh.D.研究者として企業で生き抜く方法



第12回(更新日:2012年11月24日)

自分を理解するために履歴書を作成する 1ページ目/全2ページ

前回の続きとして、「自分の専門分野」をより明確化するために「自分の履歴書をつくる」ということを考えていこうと思います。

しかし、私は何も転職をすすめているわけではありません。むしろ、博士号を取得して大手企業に研究職として就職しているのであれば、言葉は悪いかもしれませんが、可能な限り会社に“しがみつく”ことが最も期待値の高い生き方であると思っています。もちろん、“しがみつく”というのはスマートなやり方ではなく、“目立たずに”会社に居続けるということを個人的にお勧めしています(ここら辺は以前の記事を読んでいただければと思います)。

さて、話を元に戻しましょう。社内では目立たないように博士研究者ということをなるべく表に出さないのが得策だと思っていますが、社外では博士号を取得した研究者ということをある程度は主張していくことが大事です。そのためにまずは自分の専門分野は何なのかをきちんと理解するべきなのですが、自分の履歴書を作成するということが実は自分を客観視するためには最も手っ取り早い方法なのです。

このときに作成する履歴書は、新卒採用のときに作成したような履歴書とは全く異なります。新卒採用のときの履歴書は、言ってみれば「自分の将来性を売り込む」ための書類です。しかし、研究者としての自分を理解するために作成する履歴書は「これまでに成し遂げた内容」を簡潔かつ魅力的に要約されていなければいけません。そして、その「経歴(実績)」を踏まえて、自分が今後どのようなことが成し遂げられうるかが記載されていなければいけないのです。

もちろん、その履歴書を実際に使うことはないと思います。しかし、いざというときには、その履歴書を使って転職先を見つけられるはずです。さて、それでは履歴書を作成するにあたって注意するべき点は何なのでしょうか。

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