教授と僕の研究人生相談所



第33回(更新日:2014年12月1日)

学会の目的は何だ? 1ページ目/全2ページ

僕「出張お疲れ様でした。どうでしたか?」

教授「出張?ああ、あれか。温泉でゆっくり休めたよ」

僕「え、温泉?北米に温泉なんてあるんですか?」

教授「北米?北米に行くなんて行ったか」

僕「いえ。でも、前回の記事用にと出張先から送ってこられたリスの写真を見た読者が、Twitterとかで『教授は北米出張』と言われてたので」

教授「そうか。あの写真は東部灰色リスだ」

僕「頭部?お腹以外は灰色っぽかったですが」

教授「その『トウブ』ではない。Eastの東部だ」

僕「う・・・すみません」

教授「指摘があったように、東部灰色リスは北米が原産だ。だが、イギリス等にも移入して害獣扱いされている。イギリスではハンターが猟銃で東部灰色リスを駆除したりするんだ」

僕「そうなんですか。ではあのリスはイギリスで撮影したんですか?」

教授「違う。ワシントンD.C.だ。全くネットの奴らは油断ならんな。あの写真だけで『北米出張』と言い当てるんだからな」

僕「ということは今回の出張はD.C.ですか?でも、D.C.に温泉なんてあるんですか?」

教授「俺は今回D.C.になんか行ってないぞ」

僕「え?」

教授「あのリスは数年前にD.C.に学会出張に行ったときの写真だ」

僕「え?」

教授「今回のは出張ではない。単に休暇で国内の温泉街に行っただけだ。だが、表立って休暇と行ってしまうと、学内には五月蝿い奴らがいるからな。だからどこに行くかは適当にごまかしてた」

僕「でも何も僕や読者まで騙さなくても・・・」

教授「敵を騙すにはまず味方から、だ。」

僕「あまり意味がわからないのですが」

教授「出張明けだからな。まあ、気にするな」

僕「出張じゃなくて休暇なんじゃ・・・」

教授「ちなみに、あのリスはカナダでは黒い。それにアメリカの北の州でも黒いリスは見られる」

僕「詳しいですね。そう言えば、読者から『教授はネコ派ですか?それともイヌ派ですか?』という質問が来ているんですが、教授はリス派なんですか?」

教授「ネコかイヌかと聞かれてるのに、リスと答えてもいいのか?というか、何でそんな質問が来てるんだ?」

僕「いつだったかの回で、教授がネコをモフりたいと言ったからじゃないでしょうか」

教授「あぁそう。ま、俺はイヌもネコも好きだよ。どっちかが好きというのはない。むしろ動物一般が好きだな。この間はプレーリードッグやカピバラを見て来た。楽しかったな。今度はウォンバットを見たいな」

僕「すみません。僕にはよくわからない動物名が満載なのですが、どうしてそんなに動物が好きなんですか?」

教授「わくわく動物ランドを観て育ったからな」

僕「何ですか、それ?」

教授「ふん、そんなのも知らんのか。まあよい、今日は読者からの質問にも答えたし、今日はここら辺にしておこうか」

僕「え、答えてないですよ」

教授「答えただろ。俺はネコ派でもイヌ派でもない。以上」

僕「いえいえ、それは流石に研究人生とはあまりにも違うような」

教授「ふん、じゃあ何の質問に答えればいいんだ」

僕「これなんかどうでしょうか。実は教授が学会出張だと思っていたので、この相談が今回はいいんじゃないかと思ってたんです」

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