海外ラボリポート



Hajime0123 博士 〜米国ミネソタ大学から(2012年03月07日更新)

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こんばんは、ミネソタ州立大化学科で先日Ph.D.を取得しましたHajime0123と申します。今回は2006年入学以降、自分の所属するInstitute of therapeutic discovery and development (ITDD)を、ミネソタ大学紹介と合わせてリポートしたいと思います。

ミネソタ州はカナダに隣接し、東西ではほぼ中央に位置しています。それゆえ、夏は蒸し暑く冬は極寒という、いいとこなしの気候となっています。特にミネソタの冬はアラスカに次いで厳しいと言われ、マイナス30度を下回ることもあります。 ただ、州内には10000以上の湖があり、北は5大湖の一つスペリオル湖に接していて、自然は本当に豊かです。州内にはドイツやスカンジナビア系の人々が多く住んでいます。ミネソタの住人のほとんどは白人で、癖のない英語を比較的ゆっくり喋ります(もちろん大学周りはアジア人が半分近くいます)。

野球のツインズからご存知の方もいると思いますが、特に人口の多い2大都市がミネアポリスとセントポール、それらをまとめてツインシティーズと呼んでいます。自分の所属するミネソタ州立大は、他にもキャンパスがいくつかありますが、このツインシティーキャンパスをメインにしています。大学の規模はかなり大きく、アカデミックのレベルも各分野でかなり健闘しています。 特に医学・薬学系が有名で、他の州からも多くの学生がミネソタ大のそうした学部に入るために学部生の時から引っ越してきます。総合大学の強みを生かした専門分野間のコラボレーションも盛んに行われています。


ミネソタ大キャンパスとその間のミシシッピ川

ミネソタ大学は、当時化学科に働きたい先生がいたので選びました。ただ、ラボを選ぶ際、その先生の研究室は一杯になってしまい、どうしようかと思っていたところ、タイミングよく、カンザス大学薬学部から著名な教授(Gunda Georg、現指導教官)が薬学部長として こちらに移ってくることを知りました。自分の専門は有機化学合成であり、薬品関係にも興味があったので、研究室に入りたい旨を伝え、会って話をすることになりました。

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