医学生物学研究者のための英文履歴書作成講座
Tweet第1回(更新日:2011年6月20日)
英文履歴書とは? 3ページ目/全3ページ
また、英文履歴書を作成する上で忘れてはいけないものが、カバーレター(Cover Letter)というものです。カバーレターは、一般には「英文履歴書に沿える挨拶状のようなもの」と説明されています。しかし、挨拶状という単語では済まされないほどに重要なものです。
欧米の研究施設(企業を含む)は、決して大げさではなく世界中から大量の履歴書が送られてきます。そのため、採用担当者はカバーレターの内容で履歴書を読むかどうかを決めることがあります。すなわち、魅力的なカバーレターでないと、せっかく作成した履歴書に目を通してもらうことなく不採用となってしまいます。
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それでは今回のまとめです。
1.英文履歴書にはフォーマットがない
2.英文履歴書は目的に応じて中身を変える必要がある
3.英文履歴書に沿えるカバーレターは英文履歴書と同じくらい重要である
今回は連載の第一回目ということで、本連載の目的と英文履歴書の簡単な説明をさせていただきました。次回からは、英文履歴書を作成する上で、どの点を注意するべきかを具体的に説明していきます。
英文履歴書を魅力的なものにするかどうかは、知っているか知らないかだけの単純な問題のことが多いです。本連載が読者の皆様にとって少しでもお役に立てるように頑張って執筆いたします。これからも末永くお付き合いいただければ幸いです。
執筆者:BioMedEigo, LLC
BioMedEigo, LLC(http://biomedeigo.com)
医学生物学分野の日本人研究者を語学面でサポートすることを目的として、ハーバード大学医学部に在籍する研究者らが設立した会社です。 Twitter(http://twitter.com/#!/BioMedEigo)で英文履歴書作成のtipsなどを紹介しています。