博士女子のための就職活動Tips



第9回(更新日:2012年9月10日)

ストレスについて

「第1回:はじめに」から読む

就職活動中はどうしてもストレスがたまります。就職活動そのものも大変ですし、博士課程の後半ともなれば博士論文の準備も佳境にさしかかるため色々な精神的負担が増えてきます。ですが、ストレスを感じない就職活動も博士論文の準備もないので、ストレスがたまってきてどうしようもないと思ったら、思い切って自分の好きなことに時間とお金を使ってしまいましょう。

もちろん、全てを投げ出して現状から逃げてしまうのは良くないのですが、おしゃれが好きな人なら少し奮発して良い服を買ったり、美味しいものが好きな人なら高級なレストランで食事をしてみましょう。また、ときにはプチ旅行などで気分転換をはかるのも良いと思います。少しくらいの時間とお金で自分の気分が上向くなら私としては価値があると思います。

また、そういう気分転換が就職活動(研究も)にとって良い効果をもたらすこともあったりします。大事なのは、自分がストレスを感じているということをきちんと認めて、ストレスがあるのが当然と開き直ることだと思います。ストレスを感じているという事実を否定したり、ストレスを感じる自分を恥じることはないと思います。就職活動がうまく行かないとどうしても思考がネガティブになりやすいのですが、博士女子の就職は厳しいのが前提なので、仮にうまくいかなくても気分を切り替えて次に進むのが大事だと私は思います。

*本連載は、2008年と2009年に都内で配布された「理系女子のための就職活動応援パンフレット」の一部を改変したものです。

ページトップへ戻る

Copyright(C) BioMedサーカス.com, All Rights Reserved.