ポスドク座談会



中編 5ページ目/全5ページ(更新日:2012年1月23日)

Cさん:すみません、盛り上がっているところ割って入って。ちょっと聞いていいでしょうか?さっきの話で4人のポスドクがいて4つのプロジェクトがあって、でも大きな論文は2つあればOKだからって例えがありましたが、それって全てのプロジェクトを論文にしなくてもいい、ってこともあるんですか?

Eさん:あります。4つのプロジェクトがあって、どれも当たればでかいけど当たる確率はどれも50%、とかいう例えだとわかりやすいかもしれません。まあ現実はそんな単純ではないですけど。

Cさん:そうですか・・・。

Aさん:どうしたんですか?

Cさん:いえ、もしかすると僕のプロジェクトは論文にならないのかなと思って。僕がいるのは大きなラボなので、もしかしたら僕のプロジェクトは当たればラッキーという感じでボスは考えているのかもしれないです。今のところ、まとまるかは微妙なので、自分が帰国してしまったらプロジェクトそのものが消えてしまうのかも。

Bさん:いや、さすがに論文にはなると思いますよ。誰かが引き継ぐんじゃないですか?こういっては何ですが、ボスは費用対効果を考えているはずですよ。お給料出して論文ゼロはボスにとってはメリットないですし。

Cさん:僕は日本からフェローシップもらっているので今のラボからはお給料もらってないんです・・・。

Bさん:あ・・・、そうでした・・・。

編集部:・・・えっと、これまで少しネガティブな話題が多かったので、今度はポジティブなことを話し合ってもいいですか?

後編に続く)

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