知られざる研究者の生態



第144回(更新日:2016年2月5日)

さようなら研究職

マトンです。今は某企業で研究職をやっています。でも、近い将来に研究職ではなくなります。

以下は、マトンが研究職から離れることが決定したときの様子です。

Mさん(隣のグループのチーム・リーダー)『研究戦略部への移転の件だけど、考えはまとまったかな?』

マトン『はい、もし僕がそこの部署に行くことが会社にとって必要であれば、頑張りたいと思います。(どうせ自分には決定権はないのだから、適当に回答)』

Mさん『そうか・・・。その返答だとちょっと良くないな。』

マトン『え?』

Mさん『いや、今回のはね、若い人が積極的に新しいフィールドに出て頑張ろうとしているという形にしたいんだよ。だからね、もっとこう、自分が希望して研究戦略部に行きたいっていう意思表示をしてもらいたいんだよね。』

マトン『・・・。』

Mさん『G君や他の候補の人にも同じようにお願いするつもりなんだが、どうかな。』

マトン『・・・ぜひ研究戦略部で頑張りたいです。自分のこれまでの経験を活かしながら、研究戦略部という新しいフィールドで会社の研究プロジェクトを進めるサポートをしたいです。(遠い目で棒読み)』

Mさん『サポートかぁ・・・。ちょっと弱いな。』

マトン『研究戦略部から研究プロジェクトを進める手助けをしたいです。(棒読み)』

Mさん『手助けかぁ・・・。』

マトン『色々なアイデアを積極的に出して、これから生まれ変わろうとしている研究戦略部から研究所の研究プロジェクトを引っ張っていきたいです。(棒読み)』

Mさん『マトン君のそういう空気を読めるところは大好きだよ。君の上司のAさんとは違うね!ま、そんな心配しないでも大丈夫。向こうの方がきっと面白いよ。じゃ、上の方には君がぜひにと言ってたと伝えておくね。』

マトン『・・・』

・・・ちなみに、この勉強会は今も続けています。

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