ポスドク座談会



前編 3ページ目/全5ページ(更新日:2011年6月15日)

Cさん:僕は英語がダメなので、差別されているのかどうかすらわからないのですが、少なくともこっちの人は女性には驚くほど優しいと感じることがありますね。アジア人のおじさんには誰も興味ないのはわかるのですが(笑)。

Dさん:女性には優しいですね(笑)。その点では私は得をしているのかも。だけど、もう若くないので、そういった特別待遇もあと何年もつかわかりませんけど・・・。

Eさん:まだまだ大丈夫ですよ(笑)。Dさんは若いですし、アジア人は実年齢よりもずっと若く見られますから。でも、本当にこちらは女性に優しいですよね。まあ、下心8割、紳士っぽく振る舞うことが重視される文化2割という感じだと思いますが。

Bさん:紳士っぽく振る舞うことの裏にも下心はあるんじゃないですか(笑)。

Eさん:じゃあ10割下心ですね(笑)。冗談は置いといて差別の話に戻りましょうか。差別は普通にあると思いますよ。でも、白人全員が黄色人種を差別しているというわけではないですし、気にしたら負けですね。

Bさん:私もそう思います。差別されてるかもと思ったら、卑屈になってそういう人との交流がなくなって、ますます差別されているような状態が酷くなって孤立してしまう気がします。ある意味、鈍感な方がいいのかもしれませんね。

Eさん:まさにそうですね。差別なんてのは人間社会ではどこにでもありますし。

Dさん:私の日本時代の教授が古くさい考えの人で、女性は家に入るもの、男性をサポートするもの、という考えで、ラボの飲み会のときなんかも教授やスタッフにお酒を注ぎにいかされました。そういうのも差別ですよね?こっちでは、そういうのがないので気が楽です。

Aさん:Dさんからボスの話題が出ましたが、次はアメリカのボスとポスドクの関係をテーマにしてみませんか?

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