ポスドク座談会



前編 5ページ目/全5ページ(更新日:2011年6月15日)

Aさん:Dさんのボスはどうですか?

Dさん:厳しい人です。データに対してもポスドクの働き方に対しても。ただ、オンとオフがはっきりしているので、長期休暇を取りたい場合とかは普通にOKしてくれます。その分、そうでない日は夜とか週末とかない感じですが。ボスもハードワーカーなので納得してますけど。

Aさん:うちのボスも同じタイプかもしれません。ポスドクが独立することに関しては理解がありますか?

Dさん:えぇ、これまでに何人ものポスドクが独立ラボを持つに至っています。私もそうしたいなと思うのですが、今は独立するには時期が悪いような気もしてます。

Eさん:ボスがポスドクの独立を手助けしてくれるというのは非常に重要だと思います。アメリカは実力社会とは言いますが、あれは建前ですね。コネ社会です。アカデミアも。ボスが上に引っ張ってくれないと、独立は難しいですよ。

Aさん:私もそう思います。でも、ボスの中には、自分のポスドクには自分が指示した実験だけをやっていろというタイプもいて、そういうラボからは独立するポスドクは出てきませんよね。

Bさん:それって、「ポスドクは奴隷」ということですか?

Aさん:そうですね。

Dさん:「ポスドクは消耗品」とも言いますね(笑)。

Eさん:ポスドクは奴隷とかポスドクは消耗品というのは昔から言われてはいるようですが、最近は特に酷くなってきたような気がしますね。

Bさん:何でですか?今、私はアメリカに残るか日本に戻るかで悩んでいるので、とっても気になります。

中編につづく)

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